2023.6.5 オフィスはセットアップオフィス、住宅はホームステージング

目次

  はじめに

セットアップオフィス

ホームステージング

  まとめ

参考

  はじめに

  新築の大型オフィスが満室稼働でスタートするのが、難しくなってています。

 慢性的に空室を抱える可能性があるということです。

 そこで注目されているのは、セットアップオフィスです。

 コロナが5類感染症に移行した後の、オフィスの在り方が問われています。

セットアップオフィス

セットアップオフィスとは、通常オフィスの賃貸契約は天井とカーペットと壁が準備されていて、あとはガランドウになっている場合が多いと思います。

セットアップオフィスを借りる場合の借り手のメリット・デメリットは。

借り手のメリット

 ・部屋が気に入れば、契約後すぐに稼働できる

 ・備品の費用がかからない

借り手のデメリット

 ・家賃が相場より高くなる

 ・自由なレイアウトができない

 ・退出する場合の原状回復が内装や付随の備品にも及ぶ

メリット・デメリットを考えると、オフィスのターゲットは、中小企業になります。

コロナ禍で個人でシェアオフィスを借りる人が増えたのも、このような事情があります。

賃貸オフィスでは、坪単価で考えますが、比較的小さな面積で借りる方は、グロスでいくらの考えに変わります。

レジデンシャルの場合は、空き家の増加で早くからホームステージングが取り入れらています。

ホームステージング

ホームステージングは、中古住宅販売が盛んなアメリカ発祥と言われており、この家に住まうイメージを提供して、早期に売却を図るために用いられています。

日本の賃貸住宅市場のスタートは、江戸時代からと言われており、部屋が4畳半ぐらいの広さ+土間なので、家財道具はほとんど持たずに引っ越しするスタイルでした。

引っ越し先でも今の生活と変わらないイメージができています。

様々な暮らし方ができるようになりました。特に戸建てやマンションなどでは、モデルルームやモデルハウスが新築案件の販売に重宝されてきました。

日本のホームステージングは、築古、空き家の対策として始められています。つまり、貸しにくい、買われにくい物件に採用されています。

ホームステージングの借り側、買う側のメリット・デメリットは、

借り側、買う側のメリット

・生活をイメージしやすい

・家具を買う必要がない場合がある

・身軽な生活が送れる

借り側、買う側のデメリット

・古く、人気のない物件にホームステージングされている場合があるので、注意する必要がある

・家具がついていない場合がある

  まとめ

・オフィスでもレジデンシャルでも、空き家には家具や備品を使って、生活しているイメージを沸かせるためにセットアップオフィスやホームステージングが使われている

・買い手、借り手側にはメリット・デメリットがあるので、見せ方に惑わされずに意思決定する必要がある

参考

ホームステージング白書2021  一般社団法人日本ホームステージング協会

https://www.homestaging.or.jp/file/hswp20220309.pdf