2022.7.21 DIY賃貸

目次

 はじめに

 DIYとは  

 DIYマーケット

DIYトラブル

トラブルを避ける契約書

まとめ

参考

 はじめに

古いマンション、アパートの空室率を埋めるのに注目のDIY賃貸物件。

貸主は、築古物件の空室を埋めるためによく使われます。国土交通省も2016年から、空き家対策の一環で「DIY可賃貸借」の推進を進めています。

しかし、借りる側は、「DIY鬱」なる言葉もあるので、過度にDIYに幻想を抱かず、手を付けるには注意が必要です。

 DIYとは  

 DIYは、「Do It Yourself」の略語で、「自分でやる」という意味ですが、賃貸業界では、「入居者が、自分が借りた部屋の内装などを自由にカスタマイズできる物件」と言う意味で「DIY賃貸」などと呼ばれています。

かならずしも、施工まで自分でするだけでなく、「選ぶ」だけの場合もあります。

DIYマーケット

DIYを希望する層はどのような人たちなのでしょうか?

少し古い情報でが、「2017年度の賃貸契約者動向調査(2018年5月実施)」株式会社リクルート住まいカンパニーによると、DIY・カスタマイズ実施経験率は「18.9%」と3年連続上昇し過去最高、【2人】世帯のDIY・カスタマイズ実施経験率増加が著しく、13.0ポイント増加している。としています。

カスタマイズした理由は、1位は「収納が足りないから」が38.4%。

年代別にみると、10代・20代では「内装デザインに不満」が最も高く、43.4%という結果となっています。

こう見ると、ターゲットは、20代の2人世帯になるようです。

DIYトラブル

 DIYでのトラブルは、どこの範囲をどの程度修繕できるかを細かい部分まで貸主、借主が共有できていない場合に起こります。

例えば、この壁だけ好きなようにしていいとか、コンロ回りは、内装制限がかかり防火対策が必要なので触ってはいけないとか、退去時に原状回復義務を負わないのは、この範囲だとか。昨今は、材料自体に下地に害を及ぼさないよう配慮したものもたくさんあります。材料にも気を付けて使うといいと思います。

注意したいのは、突っ張り棒を使った棚の設置です。床は気を使うのですが、天井特に木造の場合はへこんだりするので要注意です。

ご近所に配慮して、DIYをする時間が限られている場合もあります。

通常、合意している部分のDIYはそのまま残していくので、DIYがうまい人の場合は部屋の価値が上がることもあります。

トラブルを避ける契約書

どの範囲が手をかけられるのか、修繕義務の範囲、原状回復など細かく決めていく必要があります。

具体的には、賃貸借契約書に「DIY改装の特約条項」を加えます。工事内容や施工方法、増築した設備などの所有権の帰属先、明け渡し時の収去、原状回復義務の有無など細かいことが多いので、別表をつけて双方が理解しやすいようにしておきます。

最後に「合意書」を用意します。

 

DIY型賃貸借に関する契約書式例及び ガイドブックについて

まとめ

・DIYは、「Do It Yourself」の略語で、「自分でやる」という意味ですが、かならずしも、施工まで自分でするだけでなく、「選ぶ」だけの場合もあります。

・ターゲットは、20代の2人世帯

・DIYする場合は、床と壁に注意するのではなく天井も注意

・賃貸借契約書に「DIY改装の特約条項」と別表をつける。「合意書」も用意

参考

DIY型賃貸借のすすめ  国交省

https://www.mlit.go.jp/common/001127624.pdf

DIY型賃貸借に関する契約書式例とガイドブックについて 国交省

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000046.html

2017年度の賃貸契約者動向調査(2018年5月実施) 株式会社リクルート住まいカンパニー

https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruit-sumai/press/2018/09/chintai-cyousa-20180905.html