目次
はじめに
2020年国勢調査の概要
千代田区のイメージ
千代田区に住む魅力
まとめ
参考
はじめに
みずほ信託銀行2022年10月の不動産トピックスに「都心5区を従業地とする就業者の動向」が掲載されています。
2020年10月実施の国勢調査をベースにしており、今後のレジの賃貸需要を予測する根拠になります。
2020年国勢調査の概要
東京都と特別区部の就業者の数は、2011年から2015年にかけて減少していますが、
都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)では、増加しています。それも、46%もです。
特に、千代田区の増加が顕著です。
就業者が増えた理由は、丸の内や大手町の再開発事業がきっかけだと分析されています。
年齢、男女別にみると、男性の全世代は減っているが、女性は30代のみが減少してそれ以外は増加しています。
20代の女性の吸引力と女性の社会進出の結果だと分析されています。
都心5区で就業人数が高い業種は、「情報通信業」の約53万人(前年対比11%増)です。
続くのは、「卸売業、小売業」の約45万人(前年対比3%増)
「学術研究、専門・技術サービス業」の約29万人(前年対比15%増)
都心5区への通勤圏については、ほとんどが、1都6県の関東地方からの通勤者です。
群馬県、栃木県、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県はのきなみ減少していますが、都心5区からの通勤者は、大幅増加しています。
千代田区のイメージ
千代田区のイメージは、皇居と霞が関といって間違いないです。
「千代田区地域イメージ調査 結果報告書」によると、
・千代田区に住む魅力は、「交通の利便性」と「治安が良い街」というイメージがある。
・千代田区は、「仕事に通うところ」、「休日に買い物や食事に行くところ」というイメージがあるようです。
千代田区に住む魅力
千代田区は、分譲マンションが多く、高級感はあります。
人もそれほど多くなく、休日にオーバーツーリズムに合う可能性はないです。
そのほかに、
・東京のど真ん中でありながら緑あふれる広々とした空間の皇居。
・神田、神保町には古本屋が数多くあります。
・就業者にとっては、通勤の混雑は品川や田町などと比べると少ない。
・徒歩圏内に駅が4つある
・居住者と就業者が適度にいる
このような感じです。
一言でいうと、適度なパーソナルスペースが確保できるってことです。
特筆すべきは、医療費が高校生まで無料です。これはすごいことだと思います。
大人にも嬉しい千代田区内の整骨院等で医療証の利用ができます。
アンケードでは、福祉施設が充実していないというイメージを払拭しています。
まとめ
・就業者の数は、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)では、千代田区
が46%増加しています。
・就業者の増加の原因は、20代の女性の吸引力が大きい
・千代田区が快適に住めるのは、適度に人がいて、パーソナルスペースが確保できる
・医療費が高校生まで無料、整骨院等で医療証の利用が可能
参考
都心5区を従業地とする就業者の動向 みずほ信託銀行
http://www.tmri.co.jp/report_topics/pdf/2210.pdf
千代田区地域イメージ調査 結果報告書 財団法人 まちみらい千代田 2007年9月
https://www.mm-chiyoda.or.jp/wp-content/uploads/2014/05/Chiyoda-ImageResearch2007.pdf
千代田区 手当・助成 千代田区
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/teate/index.html