2021.4.20 劣化対策等級

日本の建物は、おおよそ30年~40年程度で壊され新築されていきます。建物の手入れをして使用すれば寿命は延びるかもしれませんが、長寿命という言葉では、消費者の興味は引かないようです。しかし、新築時に材料によってどのように劣化するのか、また劣化しないような対策がされているかには興味があるようです。

ちなみに軍艦島の建物は、大正5年に建てられ、おおよそ60年間使用されました。現在は、閉山後40年以上たっています。このように建物は、手入れしないと朽ちていきます。

劣化対策等級とは、住宅性能表示制度で建物を評価する項目のひとつです。

「劣化対策」とは、使用する建材そのものの耐久性と、鉄筋の錆び対策、木造住宅では構造用木材の湿気・シロアリ対策といった住宅の構造部位の劣化を抑制するための対策のことです。

劣化対策等級によって、建物の劣化対策がどの程度行われているか評価することができます。劣化対策等級のランクは3等級で表され、等級が高ければ高いほど建物は長持ちします。

しかし、いずれの場合も、日常の清掃、点検、補修がある程度行われること通常の自然条件が継続することなどを前提として、等級に応じた耐用期間を確保するために必要な対策が講じられているかどうかを評価するものです。

劣化の等級は、通常想定される自然条件および維持管理の条件の下で

劣化対策等級3 構造躯体が3世代(おおむね75年~90年)もつ程度

*長期優良住宅の求めるレベル

劣化対策等級2 構造躯体が2世代(おおむね50年~60年)もつ程度

劣化対策等級1 建築基準法に定める対策

となっています。

参考

新築住宅の住宅性能表示制度ガイド 住まいの情報発信局 

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/081001pamphlet-new-guide.pdf