2021.3.8 アンケートから見る相続の現状

相続に関するアンケートは、前回の税制改正の2015年のものが多いですが、皆さんがどのようにおもわれているか見ていきましょう。

ヘーベルハウスのアンケートによると、相続する前の気持ちは、

・財産相続について、不安や心配事がある → 親世代=35.4%、子世代=65.2%となり子世代の方が不安と思っています。

・親世代は、自分が住んでいた家をなるべく子に住み継いでいってほしい方が大半

・財産相続のことについて、家族で話し合いをしている=3割以下

保険クリックのアンケートによると、相続の相談先は、配偶者・親族がトップとなっており、続いて税理士、弁護士となっています。

相続手続きについてのアンケートは、これは、2020年9月のアンケートです。

手続きを経験された人の7割ぐらいが大変だったと答えています。

何が大変だったかというと、

・手続きをする窓口が多かったから

・手続き方法がわからなかったから

負担に感じた手続きは、

不動産の相続手続き

・金融資産の相続手続き

と続きます。

ここには上がっていませんが、今後問題となるのは、Web資産です。

ネット証券会社、暗号資産などそもそもどこにあるのかわからない、わかったとしてもID、パスワードがわからないとなる更に大変となるの想像に難くないです。

遺贈に関する意識調査をしたのが、日本財団です。これは、2017 年のアンケート結果です。

遺贈する側は、残された遺族がうまくやってくれるだろうと遺族任せの意識があるようです。

話し合いの状況は、

親世代も子世代も 3 割が「話し合いたいが話し合えていない」。子世代特有の話し合い阻害要因は「縁起が悪いから」「生きている間の関係への配慮」。話し合いのきっかけ作りには親側のリードが必要である。

目を引いたのは、相続に対するる関心の項目で、

子世代は親世代よりも、相続について話し合いたい内容が多い

子世代の 7 割は、親が財産を多く遺すことを望んでいない

子世代は、話し合いたいけど、縁起が悪くて離せない状況が見えてきます。

財産を残すことを望んでいないは、内容を精査する必要があります。現金等簡単に分けれるものは問題ないでしょうが、不動産など分割しにくいものが残してほしくないと思っている可能性があります。

相続トラブルに対する意識では、60歳以上の2割がトラブルに巻き込まれていて、

・兄弟姉妹とのトラブル

・相続財産の分配に関するトラブル

が多いようです。

 やはり、相続人がうまくやってくれるだろうというのは無責任かもしれません。

アンケート結果を見てきましたが、まとめると

・相続人がうまくやってくれるだろうと思っていても、兄弟間や分配に関するトラブルは発生している。

・子世代は、相続に関して話し合いしたいが、言い出しにくい

・相談先は、身近にいる配偶者・親族となっています。

速めに親子間の話し合いをして、意思疎通を図っていくことをお勧めします。

参考

親と子の財産相続に関する意識調査結果発表 ヘーベルハウス

https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/souzokuzei/report.html/

 

相続税に関心がないのに21%は相続税がかかると思っている!  保険クリニック

https://www.hoken-clinic.com/expedition/detail8.html

相続に関するアンケート調査 マネックス証券

https://info.monex.co.jp/news/2020/20200910_01.html

遺贈に関する意識調査」日本財団

https://www.nippon-foundation.or.jp/media/archives/2018/news/pr/2017/img/16/4.pdf