2021.9.8 ZEHマンション

「集合住宅におけるZEH ロードマップ検討委員会 とりまとめ」によると、2019年に集合住宅における ZEH ロードマップ検討委員会を設置して、集合 ZEH の定義、 2030 年目標の達成に向けた課題と対応の方向性等について整理している。

 ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のことで、住宅で消費するエネルギーをゼロにしようとするものです。

エネルギーを全く使わないわけにはいかないので、住宅の断熱性・省エネ性能を上げることに加え、太陽光発電などによってエネルギーを創り、年間の「1次エネルギー消費量」をおおむねゼロ以下にしようというものです。

1次エネルギー消費量の対象となるのは、「暖冷房・換気・給湯・照明」で、テレビや冷蔵庫などの家電製品は対象外です。

ZEHマンションを補助金を交付する事業によって普及させようというのが、経済産業省の「平成30年度 高層 ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」です。採択された事業の中身は、

断熱性の向上

・住棟の外壁や屋根、住戸の床や天井の断熱性能を従来より引き上げる

・サッシのフレームに熱を伝えにくい樹脂材(従来はアルミ)を入れ 、省エネ性の高い複層ガラスを入れる。または二重サッシにして、内窓に樹脂サッシと複層ガラスを入れる

高効率な設備等の利用

・給湯器にエネルギー消費効率の良いエコジョーズやエコキュート、エネファームを採用する

・床暖房やエネルギー消費効率の良いエアコンを採用する

一般社団法人環境共創イニシアチブによると令和3年9月3日時点での登録社数は、95件です。

結局カギとなるのは、今のところ太陽光発電です。ですが、太陽光パネルを設置する場所がないことがネックとなっています。

ZEHを進めるにあたって、意思決定者である建築主や入居を検討する人が理解することが必要ですが、 ZEH のメリットとして、光熱費削減等の効果のほか、高断熱化による

快適性・健康性の向上(冬季の結露・ヒートショック防止等)が考えらるが、 ZEH を実現するための追加コストを販売価格や家賃等に上乗せすることができるかが課題だと思います。

参考

集合住宅におけるZEH ロードマップ検討委員会 とりまとめ 平成30年5月

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/pdf/roadmap-condo_report2018.pdf

ZEHデベロッパー一覧 一般社団法人環境共創イニシアチブ

https://sii.or.jp/zeh/developer/search