2020.5.14 ローン金利

ローン金利は、大まかに変動金利短期プライムレート固定金利長期金利に、金融機関の利益分や、さらに様々なリスク要因分を上乗せして決まると言います。

短期プライムレートとは、銀行が企業に融資する場合、業績で好調な優良企業に適用する最も優遇された金利のうち、1年以内の短期間で貸し出す場合の金利のことを言います。

その短期プライムレートは、金融機関同士がお金を貸し借りする際に適用される「市中金利」に連動します。

長期金利は「10年物国債利回り」に連動すると言われています。

銀行間取引金利は、LIBORとTIBORがありますが、一般に銀行が、日本国内で銀行からお金を借りる場合、(TIBOR+α)となります。

αは借り手の信用状態に応じたリスクプレミアムに相当します。

ある銀行の金利がTIBORとかけ離れている場合、その銀行はインターバンク市場での信用力低下が原因で資金調達できないため、何とか顧客から集めようとしている可能性があるため注意が必要です。

TIBOR(タイボー) : 「Tokyo Interbank Offered Rate」の略で、「東京銀行間取引金利」のこと。東京における主要銀行間の取引金利で、企業向け貸出金利の指標とされています。TIBORには無担保コール市場の実勢を反映した「日本円TIBOR」とオフショア市場の実勢を反映した「ユーロ円TIBOR」があります。以前は全国銀行協会が算出・公表していましたが、2014年4月から全銀協TIBOR運営機関が算出・公表を行っています。

全銀協TIBORの算出は、メガバンクなどの主要15行(リファレンス・バンク)が、毎営業日、午前11時時点における1週間物、1か月物、3か月物、6か月物、12か月物の5種類について、市場実勢レートを全銀協TIBOR運営機関に呈示します。全銀協TIBOR運営機関が、申告された金利のうち最も高い2行と低い2行を除外し、残りを単純平均し「全銀協TIBORレート」(日本円、ユーロ円それぞれ5種類)算出します。

LIBOR(ライボ―):「London Interbank Offered Rate」の略で、インターコンチネンタル取引所(ICE)が計算し公表するロンドン市場での銀行間取引金利のこと。

国際金融取引の指標として利用されています。

対象通貨は米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン。翌日物から12カ月物など様々な期間ごとの、対銀行貸出金利(平均値)が公表されています。

「金利はLIBOR+○%とする」などの資金調達コストの基準として用いられ、短期金利の指標としても注目度の高いものです。

ただし、LIBORは2021年末以降にLIBORの公表が恒久的に停⽌する可能性が⾼まっています。2017年7⽉、LIBORを監督している英国⾦融⾏為規制機構(FCA)のベイリー⻑官は、①LIBORを算出する際の基礎となるホールセール無担保資⾦市場における取引が⼗分に活発でないこと、②LIBORの算出基礎となるレートを呈⽰するパネル⾏が、⼗分な取引の裏付けがないレートの呈⽰を継続することに不安を覚えていることを理由として、2021年末以降はLIBORのパネル⾏に対して、レート呈⽰の強制権を⾏使しないことを表明しましたからです。

参考

ライボ― 一般社団法人全日銀行協会

https://www.zenginkyo.or.jp/libor/#c39796

全銀協タイボー

http://www.jbatibor.or.jp/about/

初めてでもわかりやすい用語集  SMBC日興証券

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/index.html