2020.1.28 信用金庫の不動産業向け貸出動向、海外不動産賃料比較

2020年1月25日に発表されました、信金中央金庫の金融調査情報によりますと、信用金庫の不動産向け貸出金末残増加率は、2017年9月以降低下しているそうです。一方、貸出金末残全体に占める不動産業向け貸出金末残の構成比は上昇しています。

国内銀行についても、信用金庫と同様の傾向にあるようです。2018年の事件の後、個人投資家の資金調達が難しくなっていると耳にしていますのでしっくりくる結果です。

アメリカブラックストーンは、国内賃貸マンションの一括取引で過去最高の3,000億円で買い戻したようです。2019年7月にも物流施設を1,000億円超で取得しています。

日本の不動産は、全世界的に見ると割安と言われていて、外国の資金が国内不動産に一定規模投資され続けています。超低金利の日本は、利息負担を考慮した投資利回りが世界でも高いことが外資が投資を続ける理由です。

不動産投資を決定する指標の1つは利回りで、利回りに大きな影響を与えるものの1つは、賃料です。

一般財団法人日本不動産研究所では、定期的に「国際不動産価格賃料指数」を発表しています。

最上位のオフィスの基準階賃料単価の比較を見てみると、香港は突出しておりますが他は思ったほどの違いは見られません。東京のオフィスはそこそこのレベルにあるようです。

一方、高級マンションの賃料水準比較を見てみると、確かに言われた通りロンドン、ニューヨーク、香港、シンガポールが東京を大きく上回っています。マンションに関しては、東京は安いといえるかもしれません。

参考

信金中央金庫の金融調査情報

https://www.scbri.jp/PDFkinyuchousa/scb79h2019s26.pdf

ジャパンキャピタルフロー 2017年第4四半期 JLL

https://www.joneslanglasalle.co.jp/content/dam/jll-com/documents/pdf/research/apac/japan/jcf-2017-q4-jp.pdf

国際不動産価格賃料指数 (2019年10月現在)一般財団法人日本不動産研究所

http://www.reinet.or.jp/wp-content/uploads/2014/06/13th_201910.pdf