2020.12.5 賃貸業のブルーオーシャン戦略

2015年に10年ぶりの新版「ブルー・オーシャン戦略」によると、

「ブルー・オーシャン戦略」とは、血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場を抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場を生み出す戦略であるとされています。

つまり、「ブルーオーシャン」とは、競争相手のいない未開拓市場のことです。

コロナ禍の市場は、既存サービスの市場を分割する方向に向かっているようです。例えば、配達のみを請け負う「出前館」「Uber Eats」、片付けコンサルタントのこんまりさんなどで、ドラッガーのいう「顧客はだれか」を考えてポジショニングした結果だと思います。新しい価値の基準を定義できたのでしょう。

一方、「レッド・オーシャン」とは、競合がひしめき合う激しい競争状態にある既存市場のことで、不動産賃貸業はまさにレッド・オーシャンの市場にいます。

まさに、価値(高付加価値)とコスト(低価格)のトレードオフに陥る市場です。

注意することに「レッド・オーシャンの罠」があります。この論文によると、

企業を新規市場の創造から遠ざける6つの思い込みが存在するとしています。

ブルー・オーシャンを探すには、既存の事業と並行して行わないとなりませんが、既存事業の競争が激しくなればなるほど、新規事業へリソースが割けなくなります。スタートアップ企業より、既存企業の方が苦しい立場になります。

また、ブルー・オーシャンは、すぐにレッド・オーシャンになって競争に巻き込まれます。常に創造し続けなければならないようです。

賃貸事業のブルー・オーシャンはなんでしょうか?

キーワードは、ヒューマン・ファクター(人的な要素)に目を向けるということだそうです。設備類の刷新以外の経験を加えることたと思います。

一時は、シェアハウスがはやりましたがコロナ禍ではさらに思考する必要があります。

とするとキーは、「リモートワーク」「管理人」にあるかもしれません。

参考

[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する (Harvard Business Review Press) 

「レッド・オーシャンの罠」 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2015年10月号)