2020.12.15 国際森林認証制度

平成22年5月26日公布され、同年10月1日施行された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」があります。

木材価格の下落等の影響などにより森林の手入れが十分に行われず、国土保全など森林の多面的機能の低下が大いに懸念される事態となっているため、公共建物の木材の活用から始め一般建築物の木材使用を推進させることが目的です。

最近、都市のさまざまな建物デザインに木造が使用されているのを見かけると思います。

また、2015年の国連サミットでの国際社会共通の目標SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の活動の1つにもなり、企業の環境に関する取り組みが注目されています。

さらに、建築物などのプロジェクトの認証として「CoC認証」があります。運用しているのは、SGEC/PEFCジャパンです。

SGECは2003年に創設された日本独自の認証制度、PEFCは1999年設立の世界最大の国際森林認証制度。これらが2016年より相互承認の関係となりました。

SGEC/PEFCジャパンのHPによると、SGEC認証森林及び同SGEC/PEFC認証CoC企業は、それぞれ約170万HA及び約800事業体が取得しているそうです。

日本ではそれほど重要視されていないともいえる認証制度ですが、欧米では認証を受けていないと製品等が販売できないほど認証制度ビジネスは重要です。

森林認証制度には、

林業関係者のための 『森林管理認証 FM』と、

加工・流通業者のための『生産物認証 CoC』があります。

森林から最終的なユーザーに届くまでに、製品は多くの加工製造、流通の段階をたどります。流通の中でFSC認証をとらないとFSC認証品としてラベリングできなくなります。

一方、CoC認証は、購入するFSC認証製品が責任ある管理がなされた森林からの由来のものであることを消費者に保証します。

なぜFSCラベル付き製品は特別なのかというと

違法に伐採された木材

伝統的権利、人権を侵害して伐採された木材

保護すべき価値の高い価値を有し、その価値が施業活動によって脅かされている森林で伐採された木材

天然林の転換を目的とした伐採によって搬出された木材

遺伝子組み換え樹が植えられたエリアから伐採された木材

ではないという保証を付けているからです。

木材を使用する場合は、注目していきたい制度です。

参考

公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律   林野庁

https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/koukyou/

SGEC/PEFCジャパン

https://sgec-pefcj.jp/

企業とNGO/NPOの協働による世界の森林保全活動情報サイト  環境省

https://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/maintenance/new/cert.html#:~:text=%E6%A3%AE%E6%9E%97%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%AF,%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B0%91%E9%96%93%E4%B8%BB%E4%BD%93%E3%81%AE