2020.10.6 再生可能エネルギー、ESG投資、水素社会 その4

環境の負荷の少ないエネルギーに、バイオマスがあります。バイオマスとは、動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源で、一般に化石燃料を除くものを総称しています。例を挙げると森の間伐材、家畜の排泄物、食品廃棄物などです。

そのエネルギー源を燃焼したり、あるいは一度ガス化して燃焼したりして発電するしくみを「バイオマス発電」といいます。

バイオマスを原料として作られたエネルギーを、バイオマスエネルギーといいます。

様々な用途に使用されていますが、身近なものはレジ袋が有料化されましたが、バイオマス素材の配合率が25%以上の袋などは無料で提供されています。

バイオマスエネルギーは使用すればCO2を排出しますが、木材などを利用して使っていることから大気中のCO2の量に影響をあたえない「カーボンニュートラル」とされています。

政府の固定価格買取制度(改正FIT法)導入後利用が進んでいますが、資源エネルギー庁によると2019年3月の導入水準では、400万kwとされており、再エネルギーの2%程度となっています。

昨今の木材を使った高層建物の話題が多いですが、バイオマスのコストダウンが一因となっていかもしれません。

バイオマス発電コストの約7割を燃料費が占めているため、コストダウンを目指すには木は、材料として利用できる部分は利用して、利用できない部分を燃料とする必要があります。つまり、木材の需要拡大は必須ということです。

バイオマス

 メリット

 ・廃棄物を燃料とする

 ・家畜排せつ物、生ごみ、林地残材などの廃棄物の減少に役立つ

 デメリット

 ・燃料が各地に分散しているため収集、運搬、管理などのコストがかかる

 ・熱効率が悪い

 ・小規模な施設になる

固定価格買取制度の調達価格算定委員会が2012年度の調達価格の算定に用いた建設費と運転維持費は、

バイオマス

廃棄物系(木質以外)バイオマス 建設費 31万円/kW  運転維持費 22千円/kW

未利用木材          建設費 41万円/kW 運転維持費 27千円/kW

参考

 改正FIT法による制度改正について 資源エネルギー庁

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/fit_2017/setsumei_shiryou.pdf

知っておきたいエネルギーの基礎用語~地域のさまざまなモノが資源になる「バイオマス・エネルギー」 資源エネルギー庁

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/biomass.html

木質バイオマスの利用推進に向けた共同研究会 農林水産省

https://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170713001/20170713001.html

平成24年度調達価格および調達期間に関する意見 調達価格等算定委員会

https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/report_001_01_00.pdf

国内外の再生可能エネルギーの現状と今年度の調達価格等算定委員会の論点案 資源エネルギー庁

https://www.meti.go.jp/shingikai/santeii/pdf/046_01_00.pdf