2020.10.23 残価設定の住宅ローン

旭化成ホームズの新築住宅「ヘーベルハウス」を買い求める顧客向けに、新生銀行が開発した「新生パワーセレクト」が、2019年11月から取り扱い開始されました。

残価設定ローンは、車の購入時に使われています。

数年後の車の下取り価格をあらかじめ差し引いて、残りの金額を分割して返済するローンのことです。

注意することは、一般のローンと比較して、月々の支払い額は安くなりますが、支払いの総額は高くなる傾向にあります。

この残価設定の住宅ローンの対象地域は、「東京都および神奈川県の一部エリア」に限られますが、

1.売却による完済(住み替えをご希望の場合)

借入金の返済最終回に旭化成不動産レジデンス株式会社が物件売却を手伝うが、万一買い手がつかない場合には、旭化成不動産レジデンスが最終回一括返済元本と同額での買い取りを保証する

2.自己資金による完済(継続居住をご希望の場合)

最終回一括返済元本を一括で支払う。

3.80 歳まで期間延長(継続居住をご希望の場合)

最終回一括返済元本を 80 歳までの約定返済ローンに切り替えられる。

4.リバースモーゲージへ借り換え(継続居住をご希望の場合)

自宅を担保としたリバースモーゲージへ借換えし、最終回一括返済元本を返済する

とされており、借り手の多様な返済事情にも対応するとしています。

このサービスのメリットは、月々の住宅ローンの返済額が減少することだとされていますが、一般的な住宅ローンよりも金利が高いため、金利の支払い総額は一般的な住宅ローンより増加するなど注意が必要です。

ポイントは、将来の買取保証額を高くする必要があります。新生銀行のローンは、最終回の一括返済元本に指定できる金額に一定の制限が設けられています。

長く使用するため残価を推定するのが難しいことが予想されます。

住宅性能を高くして、長期間その性能を維持することが可能であれが、買取保証額をアップさせることができるかもしれません。

このローンがうまく作用すれば、一般の高性能の中古住宅に適用されれば中古住宅の流通が活性化するかもしれません。

参考

支払額軽減住宅ローン「新生パワーセレクト」の取扱開始について 新生銀行

https://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2019/191107_hebelhaus_j.pdf

住宅に残価設定ローン、返済負担を軽減 官民で開発 日経新聞電子版

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64820120Z01C20A0EE8000/