2020.10.12 再生可能エネルギー、ESG投資、水素社会 その7

水素の利用先として燃料電池以外では、大規模な水素発電所の実現も期待されており、神戸市のポートアイランドで、水素をエネルギー源として電気と熱を街区供給する実証事業が行われています。

水素の安全性

水素というと頭によぎるのは、水素爆発です。福島第一原発での水素爆発が記憶に新しいと思います。

水素爆発は、酸素濃度が5%以上、水素濃度が4%以上混ざった気体に点火すると起こる爆発のことです。温度が500℃よりも高くなると自然に発火し、爆発が起きてしまいます。

つまり、空位中の温度が500℃以上にならないと発火しないことになります。

また、水素は拡散が早く空気より軽いので、空気中に漏れでて酸素と混ざり燃え始めた瞬間に上昇して消えます。ガソリンよりも燃え広がりにくいということです。

しかし、水素スタンドでの充填時の火災や車載タンクの経年劣化による爆発や、水素原子が金属に吸蔵されることで金属素材の靭性が低下しもろくなる「水素脆化」が起こり、タンクが破断する危険性があるのも事実です。

他の可燃性ガスの都市ガス、プロパンガスは、絶対に安全とは言えないが普及しています。

水素については、2005年度より、高圧ガス保安法が水素について定めた規制は、タクシーに使われている圧縮天然ガスと同等に緩和されています。

とはいっても、注意して扱う必要があります。「もらすな、ためるな、つけるな」で注意しましょう。

参考

世界初、市街地で水素100%による熱電供給を達成 NEDO

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100945.html

高圧ガス保安法  経済産業省

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/hipregas/hourei/index.html