2020.10.10 再生可能エネルギー、ESG投資、水素社会 その6

水素エネルギーの利用先は、燃料電池自動車(FCV)、燃料電池バス(FCバス)ですが、結局のところ燃料電池が使われています。家庭用燃料電池としては、エネファームが有名です。

燃料電池の歴史は、古く1839年にイギリスで発明されましたが、需要がなく衰退しました。1960年代にアメリカの宇宙開発において再度、燃料電池が注目され開発が進みました。

現在は、自動車に利用されています。

燃料電池の特徴は、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するため、熱効率が良いのと、水素と空気中の酸素を反応させ電気をつくるため、クリーンなエネルギーとされます。

水素は、利用時にCO2を排出しないだけでなく、CCS(CO2を分解・改修して地中に貯留する)やCCUS(分離・回収したCO2を利用する)を組み合わせることによって、トータルでカーボンフリーなエネルギーとなる可能性があります。

そこで2017年12月26日に「水素基本戦略」が策定されました。

「水素基本戦略」は、①2050年を視野にいれた、将来目指すべきビジョンを示すとともに、その実現に向けた2030年までの行動計画である ②水素の生産から利用まで、各省にまたがる規制の改革、技術開発、インフラ整備などの政策群を、同じ目標の下に統合

水素のコストをガソリンやLNGなど従来エネルギーと同じ程度のコストにすることを目標として。現在、1Nm3(気体の量をあらわす単位)あたり100円のコストを、2030年には30円に、将来的には20円にすることを目指す。

そのためには、「水素の低コスト化のための3条件」が求められています。

①安価な原料を使って水素をつくる

②水素の大量製造や大量輸送を可能にするサプライチェーンを構築する

③燃料電池自動車(FCV)や発電、産業利用などで大量に水素を利用する

提供する側(①②)も、使用する側(③)が協力していく必要があります。

参考

水素エネルギーとは   経済産業省 資源エネルギー庁

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen/about/

カーボンフリーな水素社会の構築を目指す「水素基本戦略」 資源エネルギー庁

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/suisokihonsenryaku.html

水素基本戦略 経済産業省

https://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171226002/20171226002.html