2019.12.26 代償分割

遺言がない場合、法定相続人の全員参加による遺産分割協議で決めることになります。

分けることが簡単な資産(現金、証券等)であれば比較的簡単に分割されるのですが、分けることが難しい資産(美術品、不動産等)は、共有持ち分にしてしまいがちです。

共有持ち分になった場合、売却する等意思決定するには全員の同意が必要となり、意思決定案をまとめて、実行に移すには時間がかかることが多いです。

例えば、自宅以外に主だった資産がない場合が要注意です。

どうしても売却したくない資産を分割するための手段として、代償分割があります。

代償分割とは、共同相続人のうち1人が資産を取得し、他の共同相続人に代償金を与える方法です

注意することは、遺産分割協議書の中で代償分割を記載しないと、代償金の支払いに贈与税を課されることがあります。

何はともあれ、お金が関係する相続は少額でも争いになるため、できるかぎり遺言書を残していただくことが争いを防ぐ唯一の手法だと思います。